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大好きな岐阜に人を呼びたい-動画のパワーでにぎやかな岐阜!
 ~株式会社ジフロ 代表取締役 岩田拓朗(いわたたくろう)氏

2010-06-15

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映像の力で大好きな岐阜に人を呼びたい! という想いから、株式会社ジフロを立ち上げたのは代表取締役の岩田さん。地域の情報をテレビ番組テイストで紹介する地域密着動画サイト「Macheek(マチーク)」を立ち上げ、2010年6月から配信をスタートしたばかりだ。岐阜県加茂郡で生まれ育った岩田さんだが、京都の大学に進学した時は、今とは違う意外な夢を追いかけていた。
*PDF版はこちらからどうぞ(1000kb)
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野球少年、動画にめざめる

「いまの事務所は多治見ですが、じつは起業のためにはじめて来た町なんです。」
弱冠28歳の若手起業家・岩田さんは、多治見から電車で2時間ほど離れた岐阜県加茂郡出身。あふれる自然に囲まれて高校時代までを過ごし、京都の大学に進学した。大好きな岐阜を離れて県外の大学を選んだのには、わけがあった。
「プロ野球選手になりたかったんです。大学4年生まで、本気で目指してました(笑)。」
 だから4年生で就職活動をはじめたときは、野球以外で自分のやりたいことがわからず困った。ある日、テレビを見ていたら、たまたま和歌山を紹介する番組が流れていた。急に和歌山に行ってみたくなって、すぐに出かけた。そこでふと気が付いた。<あれっ、おれなんで和歌山に来たんだろう?>映像を見ただけで和歌山に足を運んでしまっているという事実に気づいた時、岩田さんは映像の持てるパワーに魅せられた。

岐阜への愛×動画のパワー

「根本には、岐阜が大好きで、岐阜に人をたくさん呼んで盛り上げたいっていう思いがあったんです。うちの会社の名前も、『Gifu(岐阜)のフロンティア』でジフロ(GFRO)。ロゴも岐阜をかたどってるんですよ!」
 誇らしげな表情で、岩田さんは名刺に刷られたロゴを指し示す。東濃・中濃・西濃・飛騨の4ブロックに分かれた岐阜のかたちをしている。
岐阜に人を呼びたいと考えた時、岩田さんの頭に浮かんだのは、映像のパワーに動かされて和歌山に行ったという自身の経験だった。
「就職先はそれで決まりました。」

非効率的な現実

映像を創れるようになりたいとの思いから、テレビ局への就職を思い立ち、2007年に中京テレビに入社。入社してすぐ、岩田さんの胸にある強い「想い」が芽生えることになる。
「制作フローがすごく非効率的だなって思ったんです。上の人たちに提案までしました。当然、若造が生意気なことを、ってボコボコにされましたけどね(笑)。それだったら自分で起業して効率的なやり方で映像を創ろうと思ったんです。」
早く起業したい、そんな強い想いを胸に秘め、岩田さんは仕事に打ち込む。入社2年目にしてADからディレクターに昇進する。

起業の敷居はインターネットで越えられる

起業の準備もはじめた。でも、何をどうしたらいいのか、最初は全くわからない。だれに聞いていいのかさえ知らず、起業の敷居はかなり高く感じられた。
「本当に何もわからなかったので、まずはインターネットからはいりました。『起業 はじめかた』で検索してみたりとか(笑)。東濃信金さんの創業塾も、ネットで見つけて参加したんです。」
同時並行でお金を貯め、独学でパソコンのスキルを身につけ、どんどん知識を吸収していった。そして仲間を探しはじめ、現在のジフロのスタッフである2人にめぐり合った。

新しい仲間と、いざ起業へ

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仲間と会社勤めをしながらの準備の甲斐あって、2009年2月、多治見市産業文化センターの審査に合格。創業後の事務所や専門家によるビジネスアドバイス等、心強い後ろ盾を得た3人は、2009年6月の起業を目指して着々と準備を進めた。
しかし、安定した職業や給料を自ら捨ててしまうことに対して、恐れや不安は全くなかったのだろうか?「そりゃ、怖かったです。でも、起業しないで後悔する方がもっと怖いと思ったんです。父に、『やるかやらないかで迷ったら、やって後悔しろ!』とよく言われました。」

「Macheek」の構想

 ジフロは、一言で表現すれば映像広告代理店だ。地域情報発信の新メディアとして、動画サイト「Macheek(マチーク)」を創設し、2010年6月から配信をスタートしている。地域情報を動画付きで掲載し、他地域からの観光客や、地元の人に向けて発信する。掲載情報のソースは地元の人だが、その地域の中でもあまり知られていないようなマニアックな情報も紹介しているため、地元の人にとっても楽しめるサイトになっている。
「動画は、ペーパーメディアより見る人の数は少なくても、紹介されてるお店に行ったりイベントに参加したりっていう実際の行動に結びつきやすいと思います。」
 「Macheek」は、まずは東濃版からスタートし、軌道に乗ってきたら、順次他地域のバージョンも制作していく。ゆくゆくは全国各地域の「Macheek ○○版」を創設し、それらをポータルサイト「Macheek」で統括するという壮大な構想も描いている。

信頼を得ることの難しさ

多治見のお客さんには相手にしてもらえなかった商談でも、東京の企業には受け入れてもらえることがある。
g-249.jpg 「東京の人は、良い商品を安く売っていたら買ってくれますが、田舎はそうはいかない。田舎だと、商品の良し悪しよりも、まずその人が信用できるかどうかが問われるんです。売ってる人が知り合いの息子だとか、他企業との取引実績があるとか、そういうところが大きかったりする。」
今は、地元の友人たちがお客さんを呼んでくれている。人と人とのつながりは、心強い情報網としてMacheek創設にも役立っている。Macheekの壮大な構想を具現化していくためにも、今は地道に売上を作って実力をつけるしかない。
 Macheekの東濃版が成功すれば、それはMacheekの他地域バージョンの立ち上げにつながる。多治見で起こったまちの元気が、日本中に伝播することになるかもしれない。
岐阜の若者3人衆による、フロンティア・スピリットの結集、「ジフロ」。3人の挑戦は、まだ始まったばかりだ。

東濃信用金庫からのメッセージ

 岩田さんには、当金庫が主催する「とうしん創業塾」にご参加いただき、受講者を代表してビジネスプランを熱く発表して頂きました。その後、地元への強い想いから、同志の原田さん、榊間さんと共に起業され、映像による地域情報発信等に取り組んでおられます。
今後も経営サポートと併せて、地域の活力創出に向けて連携していきます。

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